大和ミュ−ジアム /・_・) 広島県呉市の大和ミュージアムに行ってきました。ご存知のように呉は海軍工廠など軍事拠点として栄え、現在も海上自衛隊の基地があります。 写真は1/10スケールで忠実に再現した戦艦大和で、設計図は構造がばれないようにとほとんど処分されていたので再現するのは苦労だったそうです。当時は珍しい球状艦首は船の幅が広く速度が出にくいのを艦首を丸くすることで水の抵抗を少なくし、船腹は約40センチもの厚みの鉄板で、最大であった46センチ砲は約42km先まで砲弾を発射することができ、また各船室にはその時代としては異例の空調機器が備えられ、デッキの木の床は磨かれて土足で上がるのをためらう程であったとか。 /・_・) そんな最新鋭艦であった大和も沖縄特攻前に鹿児島県沖で敵航空機からの猛攻によりあえなく沈没。戦術が船から飛行機へと変化し、せっかくの装備だったもののレーダーが弱かった大和は敵位置が捉えられなかったと言われています。資源や資金もなかった我が国において短期での決着を目論んで航空機で奇襲を仕掛け成功するわけですが、皮肉にもそれが新しい戦術を知らしめてしまうことに。ただその後の造船大国となる船幅の広いタンカーなどはまさに大和の造船技術が生かされたものだそう。 大和ミュージアムは意外と外人さんも多く、原爆ドームの前で笑顔のVサインで写真撮られるとなんか妙な気分になるところ、ここでは展示のゼロ戦や遭難した潜水艦の乗組員が持ち場を離れなかった話などを見入っていました。広島市から車で30分程かかりますが個人的にはお薦めです。 2014.04 |
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